電気事業連合会では、2025年日本国際博覧会(以下「大阪・関西万博」)に、「エネルギーの可能性で未来を切り開き、いのち輝く社会の実現へ」をテーマに、
「電力館 可能性のタマゴたち」(以下「電力館」)のパビリオンを出展することが予定されています。
電力業界では2050年カーボンニュートラルの実現とその先の未来に向け、エネルギーの様々な可能性の追求の取組みがなされています。
電力館ではカーボンニュートラルのさらにその先を見据えた未来社会が電力業界ならではの視点で描かれます。
当社は、この電力館の受電設備と屋内外の監視設備を協賛いたします。
受電設備となるキュービクル(製品名:MMCub※1)には当社のカメラ・センサーや通信機器用いて人が介在しないスマートな保安が実現できるスマート保安の技術と、監視装置には監視カメラ画像からAIで推論した人流カウント技術・人物特定による迷子探索技術が採用されます。
MMCubは、作業員が現地に赴かなくともキュービクル内の各種状況が遠方のタブレットにより把握できます。
監視装置のAIを用いた人流カウントでは、監視カメラに映る来場者数を数え記録することができ、各展示エリアの混雑度も把握することが可能です。
また、迷子探索機能は、AI顔認証や特徴点検知を用い、迷子になった人の写真を基に監視カメラの周囲の来場者から迷子者を捜し出すことができます。
なお、電力館敷地内に設置される未来社会の次世代型プラットフォームであるスマートポールにも当社のAI技術が採用される予定です。
当社は、電力館の運営に寄与して行くと共に、本実証にて得たスマート保安やAIの知見を、主力製品である電力関連製品や一般産業向け製品へ導入し、設備の保全の高度化や効率化に寄与することも目指してまいります。
※1:MMCub(エムエムキューブ)
Maru Mie cubicle (中身が丸見えになるキュービクル)
Multifunction Measuring cubicle (多機能な計測ができるキュービクル)
Marvelous Maintenance cubicle (素晴らしい、保守・維持・管理が可能なキュービクル)
電気事業連合会 2024年9月3日プレスリリース
2025年大阪・関西万博パビリオン「電力館 可能性のたまごたち」における体験概要について
電気事業連合会「電力館 可能性のタマゴたち」特設サイト
https://www.fepc.or.jp/sp/expo2025/